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ランサーズ わかりづらいシステム使用料の計算方法をわかりやすく解説

ランサーズ システム使用料の計算方法

どうもこんにちは。
Web/App/UIデザイナーのサトウです。

今回は、ランサーズ わかりづらいシステム使用料の計算方法をわかりやすく解説と題して書いていきます。
また、

  • クライアントの支払い金額からランサーの報酬金額を算出する計算方法
  • ランサーの報酬金額からクライアントの支払い金額を算出する方法

についても書いています。
ランサーズを利用している人の参考になれば嬉しいです。

契約金額にかかるシステム使用料の掛け率

ランサーズでは、ランサーとクライアントとの取引金額に応じて5%〜20%のシステム使用料が発生します。
クライアントの支払う金額からこのシステム使用料を差し引いた金額が、ランサーの得る報酬金額となるわけです。

契約金額(税込)にかかるシステム使用料の掛け率は以下のようになっています。

10万円以下の金額部分 20%
10万円超〜20万円以下の金額部分 10%
20万円を超える金額部分 5%

ここで気をつけたいのは、「金額」ではなく「金額部分」という表現です。
システム使用料は、契約金額に対して一律でかかってくるものではなく、上の表にある「金額部分」に対してそれぞれの掛け率でかかってくるものなのです。

「金額部分」という表現に馴染みがなくわかりづらいですが・・・
例を挙げながら見ていきましょう。

例えば、契約金額が30万円だったとすると、システム使用料は5%の1万5千円ではなく、3万5千円になります。
どういう計算になるかというと、

30万円のうちの・・・

「10万円以下の金額部分」に相当する
1円〜10万円までの10万円に対して
20%の2万円
「10万円超〜20万円以下の金額部分」に相当する
10万1円〜20万円までの10万円に対して
10%の1万円
「20万円を超える金額部分」に相当する
20万1円〜30万円までの10万円に対して
5%の5千円

のシステム使用料がかかり、合計で3万5千円になる、というわけです。
なかなかにややこしい話ですね。

システム使用料は「契約金額」から計算する

先ほどから「契約金額にかかるシステム使用料」と書いているように、システム使用料はランサーの提示する報酬金額ではなく、クライアントの支払う契約金額にかかってきます。

ランサーの提示する金額にシステム使用料を上乗せした金額をクライアントが支払う
のではなく、
クライアントの提示する金額からシステム使用料を天引きした金額をランサーが受け取る
という考え方であり、お金を払う側の、クライアント視点の考え方と言えるかもしれません。

クライアントの予算に収まるように金額を提示したい場合

クライアントが予算を提示していて、その予算内ギリギリの金額で提案したい場合、金額はどのように計算すればいいでしょう?
その計算方法は、

クライアントの予算(税込) – システム使用料 – 消費税 = 報酬金額(税別)

(クライアントの予算(税込) – システム使用料) ÷ 1.1 = 報酬金額(税別)

クライアントの予算(税込) × (1 – システム使用料を小数に転換した数字) ÷ 1.1 = 報酬金額(税別)

となります。
つまり

10万円以下の金額部分 クライアントの予算(税込) × 0.8 ÷ 1.1 = 報酬金額(税別)
10万1円〜20万円の金額部分 クライアントの予算(税込) × 0.9 ÷ 1.1 = 報酬金額(税別)
20万1円以上の金額部分 クライアントの予算(税込) × 0.95 ÷ 1.1 = 報酬金額(税別)

の合計額を、提案画面の「ランサー手取り(税抜)」欄に入力すればOKです。

【例1:クライアントの予算が50,000円(税込)の場合】

50,000 × 0.8 ÷ 1.1 = 36,363(小数点以下切り捨て)

ランサー手取り(税抜) = 36,363円

【例2:クライアントの予算が150,000円(税込)の場合】

100,000 × 0.8 ÷ 1.1 = 72,727(小数点以下切り捨て)

50,000 × 0.9 ÷ 1.1 = 40,909(小数点以下切り捨て)

72,727 + 40,909 = 113,636

ランサー手取り(税抜) = 113,636円

自分の手取りベースでクライアントに支払い金額を伝えたい場合

提案内容や金額についてメッセージでやりとりをしていると、メッセージの中で一旦金額を伝えたい場合があります。
そんなとき、「○○○○○円+消費税+システム使用料です」と伝えてもいいですが、それだとイマイチ先方にも伝わりづらいと思います。
できれば、先方が支払う金額を明示してあげたいですね。
どのような計算をして希望報酬金額からクライアントの支払い金額を算出すればいいでしょう?

先述した、クライアントの予算から報酬金額を算出する方法を逆から計算すればOKです。
つまり、

報酬金額 × 1.1 ÷ (1 – システム使用料を小数に転換した数字) = クライアントの支払い金額

となります。

税別手取り金額72,727円以下

ランサーの税別手取り報酬が72,727円のとき、クライアントの税込支払い金額がちょうど10万円になります。
これ以下の金額であれば、計算方法は複雑ではありません。

【例】報酬金額を10,000円(税別)受け取りたい場合

10,000 × 1.1 ÷ 0.8 = 13,750

となり、13,750円(税込)がクライアントの支払い金額になるというわけです。

税別手取り金額72,728円以上

ランサーの税別手取り報酬が72,728円を超えると、クライアントの税込支払い金額が10万1円を超え、計算方法が少し複雑になります。
さらに、ランサーの税別手取り報酬が154,546円を超えると、クライアントの税込支払い金額が20万1円を超え、計算方法はさらに複雑になります。
受け取り報酬額のうち、下表のとおり報酬金額を分割して計算しなければなりません。

受取報酬額の金額部分 手数料掛率
72,727円までの金額部分 20%
72,728円〜154,545円までの金額部分 10%
154546円以上の金額部分 5%

【例1】報酬金額を150,000円(税別)受け取りたい場合のクライアント支払い金額(税込)

72,727 × 1.1 ÷ 0.8 = 99,999

77,273 × 1.1 ÷ 0.9 = 94,444

99,999 + 94,444 = 194,443

クライアント支払い金額(税込) = 194,443円(税込)

【例2】報酬金額を200,000円(税別)受け取りたい場合のクライアント支払い金額(税込)

72,727 × 1.1 ÷ 0.8 = 99,999

81,818 × 1.1 ÷ 0.9 = 99,999

45,455 × 1.1 ÷ 0.95 = 52,632

99,999 + 99,999 + 52,632 = 252,630

クライアント支払い金額(税込) = 252,630円(税込)

クライアント支払金額/システム使用料/ランサー報酬金額の対応表

クライアント支払金額 システム使用料 ランサー報酬金額
100,000円(税込) 20% 72,727.272727272727273円(税別)
100,001円(税込) 20% / 10% 72,728.090909090909091円(税別)
200,000円(税込) 20% / 10% 154545.454545454545455円(税別)
200,001円(税込) 20% / 10% / 5% 154546.318181818181819円(税別)

まとめ

さて、今回は、ランサーズのシステム使用料の計算方法について書いてきました。
いかがだったでしょうか?
金額が大きくなるにつれてわかりづらくなりますが、落ち着いて計算すれば大丈夫だと思います。

最後に、ランサーズのシステム使用料の特徴クライアント支払額/ランサー報酬額の計算式をまとめておきます。

ランサーズのシステム使用料の特徴
  • システム手数料はクライアントの支払う契約金に対してかかる
  • システム手数料の掛け率は契約金に対して一律ではなく、〜10万円/10万1円〜20万円/20万1円〜に対してそれぞれの掛け率でかかる
クライアント支払額/ランサー報酬額の計算式
  • クライアントの予算金額からランサーの税別手取り報酬金額を算出する計算式は、クライアントの予算(税込) × (1 – システム使用料を小数に転換した数字) ÷ 1.1
  • ランサーの税別手取り報酬金額からクライアントの税込支払い金額を算出する計算式は、報酬金額 × 1.1 ÷ (1 – システム使用料を小数に転換した数字)

読んでくださったあなたの参考に少しでもなれば嬉しいです。
それではまた次回。