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いぼ痔(血栓性外痔核)を市販の塗り薬で根気強く治療した結果

いぼ痔(血栓性外痔核)を市販の塗り薬で根気強く治療した結果

どうもこんにちは。
Web/App/UIデザイナーのサトウです。

今回は、いぼ痔(血栓性外痔核)を市販の塗り薬で根気強く治療した結果についてレポートしたいと思います。

血栓性外痔核をボラギノールで治療

デスクワークの天敵「痔」

血栓性外痔核

みなさん、「痔」になったことはありますか?

僕が痔になったのは今回で3回目なんですが、3回ともいわゆる「いぼ痔」というやつで、肛門にいぼ状の腫れができて激しく痛みます。
血が溜まって血栓になる「血栓性外痔核」というもので、「腫れ」というよりポコッと腫瘍のようなものができている感じです。

いぼ痔(血栓性外痔核)はとにかく痛い

いぼ痔(血栓性外痔核)はとにかく痛いです。

何もしていないときでもズキンズキンと痛みますし、ふとした拍子にお尻に力を入れたりすると激痛。
排便時は意外と痛くないですが、触ると超激痛なので拭くことができません。
なので僕の場合は、優しく押さえるようにしてある程度汚れを取ったあと浴室へ行ってボディーソープで洗浄しシャワーで洗い流しました。
これができるのは在宅勤務のフリーランスならではですね。

病院を受診するか市販薬で治すか

過去2回は手術で治療

過去2回いぼ痔(血栓性外痔核)になったときは、すぐに肛門科を受診し、外科手術(血栓除去手術)で治療していました。
手術といっても、受診したその場で診察台に横になり、局所麻酔をしてちょいちょいと血を掻き出してもらうもので、時間にして15分程度のもので、金額的にも数千円程度だったと思います。

術後は患部にガーゼを貼付してもらい帰宅。
もうだいぶ以前のことなのであまりよく覚えていないのですが、確か翌日にはもう普通の生活をしていたと思います。
術後の痛みも激しいものは特になかったように記憶しています。

市販薬(ボラギノール)を塗って治療

今回も受診してしまっても良かったのですが、市販の薬を塗って治すというのをしたことがないので1回試してみようと思い、今回はボラギノールA軟膏を塗って治療してみることにしました。

なぜボラギノールかというと、「痔の薬といえばボラギノール」という先入観があったからです。
「痔に〜はボラギノ〜ル♪」というCM曲を鮮明に覚えています。

薬店の売り場を見ていると、

  • 大正製薬の「プリザ」
  • 小林製薬の「ヘモリンド舌下錠」

というのもありましたが、どれがどう良いのか悪いのかわからないのでとりあえずボラギノールにしておきました。
ちなみにボラギノールの製造販売元は天藤製薬株式会社という企業だそうです。

ヘモリンド舌下錠というのは口に入れ舌の裏で溶かして経口摂取する薬で、体の中から血栓を溶かして体内に吸収させるものだそうです。
こちらも試してみたい気はしますね。

ボラギノールについて知っておく

では、使用前にボラギノールについて知っておきましょう。

ボラギノールA軟膏 ボラギノールA軟膏の中身

ボラギノールA軟膏の特徴

  1. 4種の成分が働いて、痔による痛み、出血、腫れ、かゆみに優れた効果を発揮する
  2. なめらかで滑りの良い油脂性基剤を使用している
ボラギノールA軟膏の中身 ボラギノールA軟膏を指に取る
トロッとしていてサラッとしています。塗りやすそう。

4種の成分と効能

プレドニゾロン酢酸エステル 抗炎症作用
リドカイン 鎮痛・鎮痒作用
アラントイン 組織修復作用
ビタミンE酢酸エステル 血液循環改善作用

ボラギノールA軟膏の使い方

用法用量

ボラギノールA軟膏の用法用量は以下のとおりです。

成人(15歳以上)は1日1〜3回、適量を患部に直接塗布するか、またはガーゼなどにのばして患部に貼付してください。

また、使用上の注意としては下記のものがあります。

してはいけないこと

「守らないと症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなる」とのこと。
しっかり守りましょう。

  • 本剤または本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人は使用してはいけない。
  • 患部が化膿している人は使用してはいけない。
  • 長期間使い続けてはいけない。

医師・薬剤師に相談すること

  1. 下記に当てはまる場合は医師・薬剤師に相談すること。
    • 医師の治療を受けている人。
    • 妊婦または妊娠していると思われる人。
    • 薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
  2. 使用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに使用を中止し、医師・薬剤師に相談すること。
    • 皮膚の発疹・発赤・かゆみ・腫れ
    • 刺激感がある
    • 化膿してきた
  3. 10日間位使用しても症状が改善しない場合は使用を中止し、医師・薬剤師に相談すること。

ボラギノールA軟膏を用いた血栓性外痔核の治療開始

それではいよいよボラギノールA軟膏を用いた血栓性外痔核の治療を開始します。
早く治りますように。

1日目

患部を直接みてはいませんが、血栓の大きさは触ってみた感覚だと枝豆1粒分くらいかと思います。
結構大きいです。

痛みはかなり強く、安静時でもズキズキと痛く、ふとした拍子にキュッと力を入れたりすると激痛です。

昼頃と夕方に排便があり、その都度シャワー&洗浄してボラギノールを塗布しました。
深夜0時頃入浴(シャワー)してまたボラギノールを塗布。

2日目

血栓の大きさは変化ないように感じます。

安静時の痛みは和らいできたものの、力を入れたり触ったりするとやはり激痛。

午前と午後に1回ずつ排便→シャワー&洗浄→ボラギノール塗布。
深夜0時頃入浴(シャワー)してまたボラギノールを塗布。

ボラギノールを塗ると痛みが和らぐ気がします。
鎮痛作用なのか、患部周辺との摩擦が和らぐからか、わかりませんが。。。

3日目

血栓の大きさはまだ変化ないように感じます。

痛みも昨日から特に変化なしです。

午前中に1回排便→シャワー&洗浄→ボラギノール。
22時頃入浴(シャワー)してまたボラギノールを塗布。

体感的にあまり治ってきている気がしないですね。。。

4日目

血栓の大きさはやはり変化ないように感じます。

痛みは若干和らいできているような気がしますが「気がする」程度。

午前中に1回排便→シャワー&洗浄→ボラギノール。
排便時はやはりピリピリと痛いですが、若干マシにはなってきた、かも。。。?

入浴は患部を温める意味でも湯船でゆっくり温まりました。
そして風呂上がりにすぐボラギノール。
温めると痛みが和らぎます。

5日目

昼食後、少しだけボラギノールを塗布。
触った感じ、幹部の血栓がなんとなく小さくなっているような?
んー、どうだろう。。。治ってきてる? かも。。。?
というくらいのもので、実感として「治ってきてる!」という感じは特にありません。

痛みは変わらずあるものの、ズキンズキンと重い感じは和らいでいる気がします。

6日目

昼食後、排便→シャワー→ボラギノール。
痛みはあるものの、だいぶ和らいできました。
血栓も少し小さくなってきている気がします。

7日目

痛みはだいぶ和らいできました。
安静時は痛みなし。力を入れてもほんの少し痛む程度。

10:00頃排便。最初はほとんど痛くなかったものの、最後にピリピリと激しい痛みが。
まだ安心できません。
シャワー&洗浄からのボラギノール。

触った感じ、血栓がだいぶ小さくなってきているのがわかります。
が、まだ大豆くらいの大きさはある気がします。

日常生活ではほとんど痛みを感じずに過ごせるくらいまでは回復しました。
ただ、患部周辺に力を入れたり、長時間座ったりするとまだ少し痛みを感じます。

8日目

安静時は血栓の存在を忘れるくらい無痛。
ただ、患部周辺に力を入れたり、長時間座ったりするとまだ少し痛みを感じます。
また、擦ると痛いので、排便後の拭き取りは抑える程度にしてシャワーと洗浄→ボラギノールの流れは継続。
血栓のサイズは変わらず大豆程度です。

9日目

昨日から変化なし。

10日目

普通に生活していると痛みを感じないので治ったような錯覚を覚えますが、血栓は相変わらず大豆程度の大きさです。

排便時の痛みはないものの、ペーパーで押さえるとやはり若干痛みがあります。
また、これまでは意外と出血がなかったのですが、今日は出血あり。

排便後はいつものシャワー&洗浄→ボラギノール。

11日目

安静時も力を入れたときも痛みを感じることはなくなりました。

排便時も痛みません。
が、ペーパーで押さえるとかなりの出血。
ちょっとびっくりするくらいの量。。。

シャワーで洗いながら患部を触ってみると、血栓がかなりしぼんでいるのがわかります。
出血はこの血栓の中身が出たものかもしれません。
出血した分血栓がしぼんだのかも?
血栓は小豆程度の大きさにまで一気にしぼみました。

12日目

今日も痛みはありません。
痛みはもう完全に取れた模様。
嬉しいですね。

排便時にまた出血あり。
昨日よりは少ないもののまぁまぁな量です。

おかげで血栓もかなりしぼんで、今までポコッと豆のようになっていたものがぷっくりと腫れている程度まで回復。
油断せずシャワー&洗浄→ボラギノール。

13日目

昨夜油断して濃いめのハイボールを飲んでしまったせいか、患部が若干ヒリヒリします。
アルコールは痔の大敵のようで、今回痔になったのも飲酒の翌日でした。
浅はかな自分よ。。。

とりあえずボラギノールを塗布。
患部を触った感じでは、昨日同様ぷっくりと腫れている感じです。

14日目

痛みはないものの、外出して汗をかいたときに痛痒いような感覚あり。
汗がしみているのかもしれません。
排便時ペーパーで押さえるとまだほんの少し出血あり。

15日目

安静時も力を入れたときも痛みなし。
排便時も痛み出血ともなし。
ただ、ペーパーで押さえると少し痛むので、擦ることはせずシャワーへ。
そして洗浄後にボラギノール塗布。

患部を触った感じ、腫れも引いてきている気がします。

16日目

今日も痛みなし。
排便時も痛み出血ともなく、ペーパーで拭いても痛くなくなりました!

念の為シャワー&洗浄からのボラギノール塗布。

患部を触ってみると、腫れも引いています。
これは完治と考えて良いのでは?

結果:治療開始から16日目で完治

今回、いぼ痔(血栓性外痔核)を市販薬「ボラギノールA軟膏」の塗布により治療したところ、治療開始から16日目にして完治という結果になりました。
血栓性外痔核の外用薬・内服薬による治療期間は長ければ1か月ほどかかるそうなので、今回の16日間というのはまぁ一般的なのかもしれません。

通常は2〜4週間くらいで血栓が小さくなり、やがて消失します。
Q&A 血栓性外痔核の治療、どれくらいの期間で治る? | NHK健康チャンネル

1週間程度で痛みはとれますが、血栓が完全に吸収されて消えるのには、1カ月程度かかる場合もあります。
血栓性外痔核の治療なら、酒田市のしんばしクリニックまで

発症後1~4日をピークとする疼痛が生じます。1週間程度で疼痛は改善し、2~4週間程度で腫脹・違和感などの症状、血栓も消失します。
血栓性外痔核(血まめ) – 苦痛の少ない胃カメラ・大腸内視鏡検査は川越駅前胃腸・肛門クリニック(埼玉県)

とはいえ、16日間ケアを続けるというのはなかなか根気のいるものでした。。。

衣類にボラギノールのシミができてしまった場合は固形石鹸でこすり洗い

毎日入浴後にボラギノールを塗布していたところ、パジャマとして着用していたスウェットのお尻の部分にボラギノールのシミができてしまいました。
油脂性基剤を使用しているだけに、そのシミは普通に洗濯しただけでは落ちません。

ググってみると「染み抜き剤を使うか固形石鹸で洗えばOK」という情報を得たので、家にある固形石鹸を擦り付けてくしゃくしゃと手洗いしてみたところ、すっきりキレイに落とすことができました。

「食器用洗剤でもOK」といった記述もありました。
確かに油汚れには強そうなので、効果はあるかもしれませんね。

ボラギノールA軟膏を用いた血栓性外痔核治療についてのまとめ

今回は治療開始から完治まで16日間という長期的な戦いとなりました。
最初の1週間程度は日常生活でも痛みがありますし、その後も排便後の拭き取りで痛みがあるので、肉体的にも精神的にも結構ツラかったです。

個人的には、さっさと専門医を受診して血栓の血を抜いてもらうほうが楽かな〜。。。と思いました。
過去2回その治療を受けましたが、それでツライ思いをした記憶がないので。。。

ただ、調べてみると外用薬・内服薬による保存的治療のほうが一般的という記述が多いので、我慢強く根気強く治療できるのであれば、市販薬による治療も悪くない選択かもしれませんね。

さて、今回は、いぼ痔(血栓性外痔核)を市販の塗り薬で根気強く治療した結果についてレポートしました。
いかがだったでしょうか?
読んでくださったあなたの参考に少しでもなれば嬉しいです。
それではまた次回。