どうもこんにちは。
satoです。
今回は、WordPressでブログ・Webサイトを制作するときのおすすめプラグインをご紹介していきます。
僕はWebデザイナーとして、かれこれ10年以上、公私共に様々なブログやWebサイトをWordPressで制作してきました。
その中で、僕がよく使うおすすめのプラグインをご紹介していきます。
ボタン1つで定型文を挿入「AddQuicktag」
なにはなくともまずはこれでしょう。
「AddQuicktag」は、ボタン1つで定型文を呼び出せるようにしてくれるプラグインです。
定型文は設定画面からあらかじめ設定しておきます。
例えば、記事冒頭の挨拶や締めの挨拶を登録しておくも良し、デザインされた表組やリスト、ボタン等のhtmlを登録しておくも良し。
もはやこれなしではWordPressでブログもサイトも作れないと言っていいくらい個人的には必須と言えるプラグインです。
投稿画面を旧式に「Classic Editor」
WordPress5.0以降標準搭載となったブロックエディタ「Gutenberg(グーテンベルク)」を無効にして、それ以前のテキストエディタ/ビジュアルエディタを有効にすることができるプラグインです。
WordPress5.0のリリースが2018年12月ですので、それ以降にWordPressを使い始めてGutenbergに違和感がないユーザーにとっては関係ないかもしれませんね。
Gutenberg以前からのWordPressユーザーで、特にテキストエディタを多用してきたような人にとっては、こちらの「Classic Editor」も必須と言っていいプラグインかもしれません。
ブログ制作というよりWebサイト制作にWordPressを使う際にもどちらかというとGutenbergよりテキストエディタのほうが都合がいい場合も多いですね。
データベースのゴミを掃除「Advanced Database Cleaner」
「Advanced Database Cleaner」はデータベースをクリーンアップしてくれるプラグインです。
WordPressはページや投稿の編集作業を繰り返すことでデータベースが増大し、表示速度に影響を与えてしまったり、トラブルの原因になることもあります。
プラグインを使って適度にクリーンアップするようにしましょう。
SEOを強力サポート「All in One SEO」
言わずと知れたSEO対策プラグインです。
サイト・ブログ全体、ページ・記事単位でSEO関連のチューニングをおこなうことができます。
デザインテーマによってはSEOチューニング機能を備えたものもあるので、使用するテーマが十分な機能を持っていればプラグインは入れなくてもいいでしょう。
テーマとプラグインで設定が重複したり、片方でオンにした機能がもう片方でオフになっていて「あれ?おかしいな・・・」なんてこともあります。
逆に、SEOチューニング機能を備えたテーマを使用する場合でも、その機能が十分でない場合にはプラグインを使用します。
その場合は先述した設定の重複や上書きに注意して意図どおりに動いていることをしっかり確認しましょう。
All in One SEO と同様のプラグインで「Yoast」も人気です。
どちらも使用経験がありますが、特にどちらが目に見えて優れている・劣っているという点はないと思います。
慣れているほう、好みのほうを使えばいいと思います。
記事に目次を挿入「Easy Table of Contents」
記事やページに目次を追加してくれるプラグインです。
記事・ページ内にあるh1〜h6の見出しを抜き出して目次を生成してくれます。
長い記事や文章量の多いページでパッと記事・ページの概要を伝えたいときに役立ちます。
各記事・ページごと個別に設定できるのはもちろん、
- 見出しが○個以上ある場合は自動的に設置する
- 何レベルの見出しまで目次に表示する
- 目次をデフォルトで開いておく/閉じておく
といったグローバル設定ができます。
ただ、ビジュアル面のデザインは正直言ってイケてないので、必要に応じてカスタマイズしましょう。
多機能プラグイン「Jetpack」
様々な機能を持ったWordPress謹製の多機能プラグインです。
ブログ・Webサイトのパフォーマンス向上、セキュリティー対策、SNS連携等、便利な機能が盛り沢山です。
十分な機能を無料で使うことができますが、有料の追加機能を機能単位で購入したり、セキュリティーに特化したプランやバックアップに特化したプランを定額制で購入することもできます。
アフィリエイトリンクを簡単・綺麗に作成・挿入「Rinker」
アフィリエイターに嬉しい商品リンク作成プラグインです。
このプラグインを使うと、記事・ページの投稿・編集画面に「商品リンク追加」ボタンが追加され、そこから簡単に商品リンクを作成・設置することができます。
プラグインを使うためにはあらかじめAmazonや楽天市場など利用したいアフィリエイトのアカウントを作成しIDなどの必要情報を入手し、設定しておく必要があります。
同様のプラグインで「カエレバ」がありますが、僕は使ったことがありません。
また、「カッテネ」というプラグインもありますが、こちらも使ったことがありません。
興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。
ちなみに「Rinker」はWordPressのプラグイン管理画面から新規追加で検索しても出てきません。
下記公式サイトからダウンロードして利用します。
また、利用は無料ですが、980円を支援することで、クレジットリンク(Created by Rinker)の削除やリンクボタンの文言変更といったカスタマイズ方法を教えてもらえます。
非常に便利なプラグインなので、開発者さんにはしっかりと利益を上げてもらって、末長く開発を続けてもらいたいものです。
データベース内の文字列を一括置換「Search Regex」
任意の文字列でデータベース内を検索できるプラグインです。
もちろん置換もできます。
例えば
- ブログ・Webサイト内に点在するある文言が使用不可になった
- 表記揺れを解消したい
- ブログ・Webサイトの移転でハードコーディングしてあるURLを変更する必要がある
- 投稿内の画像に一括でclassを追加したい
など、記事・ページ内の文言を一括で置き換えたい局面というのが時としてあります。
そんなときに絶大な威力を発揮するプラグインです。
ブログ・Webサイトを軽量化・高速化「Asset CleanUp: Page Speed Booster」
CSS、JavaScriptファイルを圧縮して軽量化してくれるプラグインです。
ブログ・Webサイトの軽量化・高速化に役立ちます。
ただ、以前このプラグインで圧縮処理をしたところWebサイトの表示が崩れたり挙動がおかしくなったりした経験があります。
場合によってはそういった症状が出ることもあるかと思うので、設定と実際の表示・動作をチェックしながら慎重に使用してください。
パンくずリストを構造化マークアップで設置「Breadcrumb NavXT」
パンくずリストを自動的に生成してくれるプラグインです。
RDFa Lite形式の構造化マークアップをしてくれます。
「JIN」や「Cocoon」等、構造化されたパンくずリストを用意してくれているテーマもあります。
そういったテーマを利用する場合には不要なプラグインです。
問い合わせフォームを簡単設置「Contact Form 7」
簡単に問い合わせフォームを設置できるプラグインです。
「WordPressで問い合わせフォームといえばこれ」と言っても過言ではないくらいメジャーなプラグインではないでしょうか。
非常に簡単お手軽に問い合わせフォームを設置できます。
反面、送信確認画面や送信完了画面がないといったデメリットもあります。
こういった画面を設置したい場合はPHPをカスタマイズするか、別途プラグインで対応する必要があります。
問い合わせフォーム設置プラグインでは「MW WP Form」も僕はよく使います。
むしろ仕事ではこちらのほうを主に使います。
非常に柔軟にフォームを作成でき、確認画面、完了画面も作成できます。
設定が若干面倒なのがたまにきずですが、そこはまぁ仕方ありません。
画像を最適化・軽量化「EWWW Image Optimizer」
ブログ・Webサイトに使用している画像を最適化・軽量化してくれるプラグインです。
また、jpg、png等の画像をWebPに変換して表示してくれる機能や、画像がブラウザの表示領域に入るまで非表示にしてくれる遅延読み込み機能もあります。
ライブラリ内の画像からサムネイルを再生成「Regenerate Thumbnails」
メディアライブラリ内の画像からサムネイルを再生成してくれるプラグインです。
例えばブログやWebサイトのデザイン変更でそれまでとは異なるサイズのサムネイルが必要になった際などに役立ちます。
また、サムネイル生成の際、設定にないサイズのサムネイルが存在する場合には削除してくれる機能もあります。
関連記事・類似記事を表示「Similar Posts」
記事詳細ページに関連記事・類似記事を表示させてくれるプラグインです。
関連記事・類似記事は、ブログコンテンツにおいて多くの場合「必須」と言ってもいい機能ですね。
人気の機能だけにプラグインも豊富にあります。
いろいろ試してお好みのものを使うのがいいと思います。
個人的には以前「Yet Another Related Posts Plugin」を使っていた時期もありました。
こちらも人気のプラグインです。
また、JetPackもこの機能を搭載していますし、デザインテーマでこの機能を持ったものもあります。
Adsense広告を掲載しているブログ・Webサイトなら、Adsenseの関連記事広告を設置する場合もあるでしょう。
人気の記事を表示「WordPress Popular Posts」
よく読まれている記事、よく見られているページを集計してランキング形式で表示してくれるプラグインです。
集計期間やサムネイルの有無、表示させる数などを設定でき、デザインもCSSで柔軟に変更できます。
表示方法も、テンプレートタグ、ショートコード、ウィジェットと多彩です。
こちらの機能もブログや読み物系コンテンツでは必須と言ってもいいかもしれません。
が、コンテンツの特性次第では「オーガニック検索からランディングして目的達成と同時に直帰」というブログやWebサイトもありますので、そういったブログやWebサイトには必要ないケースもあります。
カスタムフィールドを簡単に作成「Advanced Custom Fields」
カスタムフィールドを簡単に作成できるプラグインです。
入力補助系では「AddQuicktag」と並んでこちらも「必須」と言っていいプラグインかもしれません。
出力するためにはテーマファイルに出力用のタグを設置する必要があります。
ブログやWebサイトを簡単に複製「All-in-One WP Migration」
ブログやWebサイトをまるっとエクスポート&インポートできるプラグインです。
投稿やページ内にURLがハードコーディングしてある場合でも、自動的に置換してくれます。
サーバーを移転する必要が出た場合や、開発環境/テスト環境/本番環境といった複数環境でデータを同期したい場合に絶大な威力を発揮します。
エクスポートはエクスポート形式を選んでボタンを押すだけ、インポートはエクスポートファイルをドラッグしてボタンを押すだけの簡単操作。
デフォルトではインポートできるファイル容量にかなり厳しい制限があるので、多くの場合で別途「All-in-One WP Migration File Extension」プラグインを追加して512MBに拡張するか、サーバーの設定を変更してさらに大きな容量に制限を緩和する必要があるかと思います。
また、エクスポート時、エクスポートされるのと同じファイルがサーバー上にバックアップファイルとして保存されます。
削除しないとどんどん溜まっていくので、適宜別の場所に移すか削除しましょう。