フリーランス

「会社員を辞めたい」人はさっさと辞めたほうがいい

「会社員を辞めたい」人はさっさと辞めたほうがいい

どうもこんにちは。
Web/App/UIデザイナーのサトウです。

今回は、「会社員を辞めたい」人はさっさと辞めたほうがいいという話をしようと思います。

僕が会社員を辞めたのが2021年4月。
それ以降フリーランスのデザイナーとしてWebサイトの制作や更新業務、UIデザイン等を生業として生活しています。
自分自身がフリーランスになって1年を過ごしてみて、実体験の中から実感していることを書いていきます。

もしあなたが今、「会社行きたくないなぁ」「会社嫌だなぁ」「会社辞めたいなぁ」と思っているなら、読んでみてください。
参考になるかもしれません。

目次

「会社員を辞めたい」=「フリーランスになりたい」

ここで言う「会社員を辞めたい」というのがどういうことかというと、それはつまり「フリーランスになりたい」ということを指します。

今いる会社を辞めて他の会社に勤めるのでもなく、今やっている仕事(職種・業種)を辞めるのでもなく、もちろん働くこと自体をやめるのでもありません。

「会社員という働き方」を辞めて、別の働き方(フリーランス)をして生活していきたい、ということを指します

「会社を辞めたい」のか「会社員を辞めたい」のか「仕事を辞めたい」のか「働くことをやめたい」のか

読み進めてもらう前に、まずあなたが次の4つのうちどれに当てはまるのか、考えてみてください。
次の4つです。

  1. 会社を辞めたい
  2. 会社員を辞めたい
  3. 仕事を辞めたい
  4. 働くことをやめたい

それぞれがどういうことなのか、ちょっと詳しく書いていきます。

「会社を辞めたい」人

会社を辞めたい人

今いる会社が合わない、嫌だ
そういう人ですね。
仕事自体は嫌じゃない、働くことは嫌じゃない、という人です。

そういう人は、単純に会社を変えればいい(転職すればいい)だけです。

「合わない」「嫌だ」と思うのにはそれなりの理由があるはずです。
人間関係、業務内容、待遇、etc.

そして「会社を変えたい」ではなく「会社を辞めたい」と思うと言うことは、その会社に対してそこまでのエンゲージメントもなければモチベーションもないということでしょう。

だったらより不満の少ない会社を探して、その会社に勤めればいいだけの話ですよね。

「そんな簡単に言うな」って?
そうですね、「言うは易く行うは難し」と昔の人も言ってますね。

でも、「難し」だろうがなんだろうが、自分でどうにかしなければ状況は変わりません。
逆に言えば、自分次第でどうにでもできるということです。

「会社員を辞めたい」人

会社員を辞めたい人

「会社員」という働き方そのものが合わない、嫌だ
そういう人ですね。
これも、仕事自体は嫌じゃない、働くことは嫌じゃない、という人です。

組織に属することに違和感を感じるとか、人付き合いに疲れてしまうとか、いろいろな理由があるかと思います。

そういう人は、フリーランス(個人事業主)になるしかないでしょう。

職種にもよりますが、今はフリーランスで仕事をする環境がかなり整っています。
クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングサービスもたくさんありますし、フリーランスと案件・企業とをマッチングしてくれるエージェントサービスもたくさんあります。

仕事を依頼する側としても、「フリーランスに依頼する」ということへのハードルがかなり低くなっています。

あるいは、自分で会社を作るという手もありますね。
経営者になれば、また違った世界が見えてくるかもしれません。

会社員を辞めても、いくらでも仕事はできます。いくらでも収入を得る方法はあります。
覚悟を決めて、さっさと辞めましょう。

「仕事を辞めたい」人

仕事を辞めたい人

今やっている仕事(職種)が合わない、嫌だ
そういう人ですね。

例えば、「営業職についているけれどコミュニケーションが苦手」とか、「事務職についているけれど数字の管理や表計算が苦手」といったケースがあるかと思います。

そういう人は、思い切って従事する職種を変えてしまいましょう
未経験の職種に転職するのは勇気のいることですが、「合わないなぁ」と思いながら続けるのは時間がもったいないです。

時間には限りがあります。
やりたくないことに使っている時間などありません。
人間なんて、あっという間に歳をとってしまいます。
時間はやりたいことをやるために使いましょう。

また、「未経験OK」の転職はそもそも求人数が少ない場合が多いです。
ですが、それを理由にして遠ざけてしまうのはもったいないことです。
「とりあえずやってみる」という考え方もときには大切です。

ひとまず、会社を辞める前に転職先の目処を立てるのがいいでしょう。
いろいろな転職サイトやエージェントを片っ端からあたり、とにかく潜り込める転職先を見つけましょう。

「働くことをやめたい」人

働くことをやめたい人

「会社が」とか「会社員が」とか「仕事(職種)が」ということではなく、そもそも働くことが嫌だ
そういう人ですね。

そういう人はもう、働かずに生きていける方法を見つけるしかないですね。
Youtuberでもいいでしょう。アーティストでもいいでしょう。
何かしらの、「自分の趣味・強みをお金に変える方法」を考え出す必要があります。

お金というのは、基本的には「何かの対価として貰えるもの」なので、「他の人の役に立つことをして、その対価としてお金を貰う」という形が一般的です。
それが、「働いて報酬を貰う」ということです。

働かずにお金を稼ぐというのが非常に難易度の高い道なのは言うまでもありません。
とはいえ、やってみる価値はゼロではないでしょう。

ココナラ」をはじめとしたスキルを販売できるサービスも増えてきています。
まずはそういったサービスを片っ端からチェックして、どんなことがお金になりそうなのか、リサーチしてみるのがいいかもしれません。

フリーランスになりたい人は前向きに検討してみては?

さて、どうだったでしょうか?
4つのタイプのうち、あなたはどのタイプでしたか?

もしあなたが「会社員を辞めたい」タイプの人であれば、さっさと会社員をやめてフリーランスとして働くという選択肢を前向きに検討してみてはどうでしょうか。

先述したとおり、職種にもよりますが今はフリーランスで仕事をする環境がかなり整っています。
自分のスキルや得意分野がフリーランスの市場においてどのような状況かを調べてみて、いけそうかどうかを判断しましょう。

LancersCrowdWorks といったマッチングサービスに掲出されている案件や、それらに応募しているランサー/ワーカーさんのプロフィールをじっくりチェックしてみてください。

エージェントサービスに登録して案件の紹介を受けてみるのもいいでしょう。

まずは「自分がどう戦っていけるか」を自分自身で把握することをやってみてください。

その上で、「いけそうだ」と感じたら、思い切って踏み出しましょう。
目の前には新しい世界が広がっています。

さっさと会社員を辞めていい理由

さて、ここからは僕の実体験をもとに話をします。
実際に僕が会社員という働き方を辞めてフリーランスとして働くようになった理由です。
理由は2つあります。

理由① 会社員でいなければいけない理由がない

会社員でいなければいけない理由がない

僕自身がフリーランスになった大きな要因として、この現実が非常に強くありました。
僕のWebデザイナーという職種がフリーランス向きということもあるのかもしれませんが、本当に実感として会社員でいなければいけない理由がないんですよね。

もちろん、Webデザイナーだとしても、会社員じゃないとできないことや、会社員でいるほうがやりやすいこともあるとは思います。
そういう、何か「やりたいこと」がある人は会社員を辞めないほうがいいです。

有名企業であれば、その企業のネームバリューがあるからできることとか。
そうでなくても、企業と個人では取引できる相手や規模が違ってきます。
「信頼性」という意味でも、企業と個人ではやはり企業のほうが信頼されやすいでしょう。
自身に何かやりたいことがあり、そのための武器として会社が必要であれば、その武器を手放すべきではないですよね。

逆に、そうでないなら、不要なものはさっさと手放して身軽になるほうがいいと僕は思います。
そうして空いたスペースに、必要な何かを入れることができます。

「会社員」は古い概念!?

先ほどから何度か「今はフリーランスで仕事をする環境がかなり整っている」と書いてきました。
本当にそうで、いい世の中になったなぁ、と思います。

ほんの数年前まではこんな状況は考えられなかったですよね。
独立してフリーランスとしてやっていける人なんて、ほんの一握りの才能ある人だけだと僕も思ってました。

そして、「正社員になる」ということがステータスであったり、「安定」を意味することであったりもしました。

でも、それってもう古い考え方なんじゃないかと僕は思います。

今は、僕のような凡人でもフリーランスのWebデザイナーとして生きていけるだけの仕事を得ることができます。

「正社員になる」ことがすなわち「安定」ではないケースも増えてきていると思います。
実際僕自身、「この会社にいて5年後10年後どうなってるんだろう?」と考えて漠然と不安になることが多くありました。

昔は、「生きていくために収入を得る」=「働く」=「会社員になる」しかほぼ選択肢がなかったですよね。
だから会社員になるしかなかったわけなんですけど、今はそうじゃない選択肢を選べる時代になりました。

そろそろ、働き方に対する概念をアップデートする時期なのかな、と僕は思います。

理由② やってみたいならやってみるほうがいい

やってみたいならやってみるほうがいい

これも、僕がフリーランスになった大きな要因の1つです。
ずっとやってみたかったんですよね、フリーランスとして働くっていうことを。

でもやっぱり、「えい!」と踏み出すことがなかなかできずにいました。

ですが、僕の中で会社員として働くことが「さすがにちょっともう疲れたな」と感じる時期が来たんですよね。
会社における自分自身の在り方だったり、業務内容だったり、会社の風土だったり、いろいろと。
これがいい「きっかけ」になりました。
このきっかけに背中を押されて、「だったらもういっそ転職じゃなくフリーランスをやってみよう!」と思えたんですよね。

有名などなたかの言葉で「やらずに後悔するよりやって後悔するほうがいい」みたいな言葉があるじゃないですか?
本当にそうで、やりたいことがあるのに、何か理由をつけてやらないままズルズルいくと、ずっと頭と心がモヤモヤし続けますよね。

衝動買いをなくすコツとして、「3日(※)我慢してみる」というのがあります。
3日我慢して忘れられるようならそれほど必要としてないということだから買わなくていい。3日我慢しても欲しければ本当に欲しいということだから買っていい。みたいなことです。
※「3日」という期間は諸説あります。「24時間」だったり「1週間」だったり「1ヶ月」だったり。

これは、衝動買いだけでなく、衝動的な行動にも当てはまりますよね。
僕はフリーランスという働き方に興味を持ったまま数年間モヤモヤモヤモヤし続けたので、思い切ってやってみたのは正解だったと思います。

フリーランスがダメでも生きていく術はある

フリーランスがダメでも生きていく術はある

会社員に戻るという選択肢

思い切ってフリーランスになってみて、「もしダメなら、また会社員に戻ればいい」という楽観的な考え方もありました。
実際、僕が会社員時代、採用面接官として何人も面接をした中で、フリーランスから会社員への出戻り組は何人も見てきました。

それはそれでいいと思います。
少なくとも僕も会社も、それ自体をマイナス要因とは判断しませんでした。
むしろ、「チャレンジングである」と好印象すら持ちます。

ただ、諸条件が折り重なってなかなか思うように再就職が決まらないリスクはもちろんあります。
あまり楽観的に考えてしまうのは危険ですね。。。

仕事はいくらでもある

贅沢を言わなければ仕事はいくらでもあります。
単価の安い案件であったり、そもそもまったく別の職種であったり、世の中を広く見渡せば仕事はいくらでもあります。
ハローワークに行けば紹介もしてもらえるでしょう。

生きていくためには、そういった「覚悟」も必要だと僕は思います。

やり切るからこそ諦められる

会社員に戻るにせよ、他の仕事をするにせよ、一度やりたいことをやり切ったあとなら自分で納得できますよね。
やりたいことに挑戦して、「全力でやったけどダメだった」という結果があるからこそ次に進めるんだと僕は思います。
「ずっとやりたかったことを全力でやった。その結果ダメだった。」という結果があるからこそ、諦めることができるし、次に進めるんです。

しばらく生きられるだけの貯金は必要

フリーランスになる前に貯金すべし

ただし、何の準備もなく突然会社員を辞めてしまうのは危険です。
フリーランスで仕事をする環境がかなり整っているとはいえ、独立初月から安定して十分な収入を得られる保証などどこにもありません。

フリーランスになる前にやっておくべきたった1つのことの記事にも書きましたが、まずは最初の1年間をじっくり生き抜くために、ある程度の貯金はしておきましょう。

1年間生きられるだけの貯金があれば、まずは安心です。
1年間フリーランスとして働くうちに、お得意様ができたり、継続の案件が増えたりしてきます。

また、その1年で「会社員に戻る」「別の仕事をする」といった判断をするのもいいでしょう。

また、賃貸契約をする際にも、「家賃1年分以上の金額が入った貯金通帳の写しを提示して契約成功した」という話もあります。
クレジットカードを契約する際にも、預貯金額を入力する欄がありますね。
そういった意味で、貯金があるというだけでもメリットになります。

有給休暇は換金できることがある

法律上、有給休暇は換金することができませんが、退職するときだけは例外として換金できる場合があります。
換金とは、「未消化の有給休暇を会社に買い取ってもらう」ということです。

ただし、これは法律で定められている規則ではないので、会社によっては「買い取らない」とする会社ももちろんあります。
ちなみに僕は、前職を退職する際しっかり買い取ってもらえました。
退職前に、お勤めの会社に確認してみてください。

もちろんフリーランスはいいことばかりじゃない

いろいろなしがらみにとらわれず、自分に合った働き方をしやすいフリーランスですが、もちろんいいことばかりではありません。

  • 仕事を自分で獲得しなければならない
  • 事務・経理も自分でしなければならない
  • 会社員と比べて信用度が落ちる

この3つはフリーランスの3大デメリットと言っても過言ではないでしょう。
フリーランスとして働く上では、メリットとデメリットを天秤にかけて、納得のいく判断をしなければなりません。

ただ、これらのデメリットはあくまでも「会社員と比べると」という相対的な価値観でしかないので、そもそもこれらを「当たり前のこと」と捉えてしまえばどうということはありません。

では、これらのデメリットを僕がどのように払拭しているかを紹介していきましょう。

仕事はクラウドソーシングサービスとエージェントサービスを併用して獲得

フリーランスが仕事を獲得するには、主に2種類の方法があります。
1つは、クラウドソーシングサービスを利用して、地道に獲得していく方法、もう1つは、エージェントサービスに登録して案件の紹介を受ける方法です。

クラウドソーシングサービス

クラウドソーシングサービスというと、最近は CrowdWorks がいろいろなところで広告を打っているので一番有名かもしれませんね。
それ以外にも、Lancers などが有名ですが、いわゆる「クラウドソーシング」と言われるこれらのマッチングサービスはすぐ始められて便利です。

基本的には仕事を依頼したい企業とフリーランスが直接やり取りをするので、応募→選定→契約がスピーディーな場合が多いです。
また、さまざまな規模の案件、さまざまな難易度の案件が入り乱れているので、自分に合った案件を探して応募できます。

反面、小ぶりな案件や単発の案件が多い傾向もあるので、常に仕事を探し続けなければならないという側面もあります。
また、単価の高い案件や難易度の低い案件は人気があり、競争率が高く獲得できる確率が低くなるので、案件自体をこなす以前に、自分に合った案件を獲得するために労力を割かなければなりません。

  • 基本的には仕事を依頼したい企業と直接やり取りをするので、応募→選定→契約がスピーディー
  • さまざまな規模や難易度の案件を自由に探して応募することができる
  • 常に仕事を探し続けなければならない
  • 条件のいい仕事は競争率が高く獲得できる確率が低い

エージェントサービス

スキルシートや職務経歴書を登録して企業とのマッチングを斡旋してもらう「エージェント」型のマッチングサービスも便利です。
エージェントサービスはクラウドソーシングサービスとメリット・デメリットが逆転していると考えていいかと思います。

登録をしておけば、エージェントが企業・案件を斡旋してくれるので、案件探しに労力を割かなくてすみます。
また、比較的長期稼働が期待できる案件が多いので、安定した収入を得ることができます。

ただ、エージェントはあなたの経験や実力を企業に伝え、「仕事を頼みたい」と思ってもらわなければなりません。
そのためのスキルシートや職務経歴書の登録が重要だったり、場合によっては面談が必要だったりと、クラウドソーシングサービスと比べて若干利用開始のハードルは高くなります。
また、比較的難易度の高い案件や高スキルを要求される案件が多いため、実力不足のフリーランスでは満足に企業・案件を獲得できない可能性もあります。

  • 登録をしておけばエージェントが案件を探してくれる
  • 長期的な稼働を期待できる案件が多い
  • スキルシートや職務経歴書の内容が充実していないとマッチングの可能性が低い
  • 比較的難易度の高い案件や高スキルを要求される案件が多い

複数のサービスに登録しておくべし

より多くのチャンスを得るためには、クラウドソーシングサービス/エージェントサービス両方、かつ複数のサービスに登録しておく必要があります。

なぜなら、サービスによって登録している企業も募集のかかっている案件も異なるからです。

例えば僕の場合、同じクラウドソーシングサービスでも、CrowdWorks と Lancers では CrowdWorks のほうが自分に合った案件が多く、受注率も高いです。

エージェントサービスでももちろん同じことが言えます。
僕も複数のサービスに登録していますが、僕の場合はレバテックさんのお世話になることが比較的多い傾向です。
ちなみにレバテックさんでいうと僕はクリエイター向けの「レバテッククリエイター」に登録していますが、例えばエンジニアさんであれば「レバテックフリーランス」というエンジニア向けのサービスもあります。

合う/合わないは人それぞれ違うと思いますが、そういった相性の良し悪しは絶対にあると思います。
面倒がらず、しっかり取り組みましょう。

ですが、一気にたくさんのサービスに登録するのは、それだけで疲れてしまいます。
少しずつでもいいので、チャンスを広げられるよう登録サービスを増やしていきましょう。

事務・経理はこまめにやることを心がける

確定申告(青色申告)は意外と難しくない

フリーランスで最も厄介と言われがちなのが確定申告ですね。
僕も先日初めての確定申告を経験しました。

実際やってみた感想としては、「思ったほど大変じゃない」でした。

取引先が多かったり、収入支出が多かったりすると、面倒なのかもしれませんが、少なくとも僕の確定申告はそれほど大変ではありませんでした。

確かに、「これでいいのかな?」といったような疑問が出てくることはありました。
が、「まぁ、いいかこれで。」と済ませることにしたので、割と簡単に終わりました。

もっとも、支援ソフトを使わずにすべて自力でやろうとしたら難易度は違うのかもしれません。
僕は支援ソフトを使う以外の選択肢を考えもしませんでしたが。

確定申告は支援ソフトで

確定申告(青色申告)をサポートしてくれるサービスはいくつかありますが、僕は「弥生の青色申告オンライン」を利用しました。
フリーランスでやっていくと決めた以上、こういったサービスは有料でも利用していく必要があると思っています。
弥生の青色申告オンライン」は初年度利用料無料だったので、1年間使ってみて、また別のサービスを試してみてもいいと思ったのもあります。

他には「freee確定申告ソフト」や「マネーフォワード クラウド確定申告」などもありますが、ひとまずは老舗の有名どころ「弥生」を選びました。

とりあえず不満なく使えたので、引き続き使っていこうと思っています。

信用度が低くてもどうにかなる

「フリーランスは会社員と比べて信用度が低く困る」というような話を聞くことがあります。
困りごととして主に以下の2点をよく耳・目にするのではないでしょうか。

  • 賃貸物件を借りられない
  • クレジットカードが作れない

確かに、そういった現実はあるようです。

「保証人をつける」「十分な収入or貯金があると証明する」

特に賃貸物件については、「実績のない1年目のフリーランスは賃貸契約の審査に通りづらい」といった記事をよく目にします。

が、信頼できる保証人をつけられる人なら借りやすくなるでしょうし、保証会社を利用するという方法もあります。
「まったく借りられず住む家がなくなってしまう」というようなことにはならないでしょう。

ただ、「『住みたい』と思った部屋に住めない」ということは起こり得ます。
もし、引っ越しのタイミングが決まっているなら、フリーランスになる時期をずらす等の手段を講じるほうがいいかもしれません。

とはいえ、以前から住んでいる物件に暮らし続けるのであれば、そもそもこの心配は不要ですよね。

フリーランスでも作りやすいクレジットカードはある

クレジットカードに関しては、フリーランスでも作りやすいクレジットカードを狙っていくというのが現実的です。
例えば楽天カードやPayPayカードなどは審査が甘く、フリーランスでも作りやすいクレジットカードです。

ちなみに僕は楽天経済圏利用者なので、メインバンクは楽天銀行、メインカードは楽天カードです。

PayPayカードはついさきほど作りました。
今月から、「新規契約で3,000ポイント、2か月以内に3回の利用で5,000ポイントのPayPayポイントがもらえる」というキャンペーンが始まったので、つい作ってしまいました。
年会費無料なので、まぁ、持っておいてもいいでしょう。

フリーランス(個人事業主)を助ける支援制度

フリーランス(個人事業主)が苦しいときに助けてくれる支援制度もたくさんあります。

新型コロナウイルスが原因で収入が下がってしまったときの支援金制度や、収入が低く支払いが困難なときの住居確保給付金など、調べてみると一般的には知られていないであろう制度がたくさんあることに驚きます。

個人事業主・フリーランス | 新型コロナウイルスにともなう あなたが使える緊急支援 | 自由民主党

デザイナーのための新型コロナ関連支援制度|公益社団法人 日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)

【2021年最新版】フリーランス・個人事業主が活用できる支援制度「住居確保給付金」と「小学校等の臨時休業に対応する保護者支援」を解説! | FREENANCE MAG

「青い鳥症候群」には要注意

「青い鳥症候群」という言葉を聞いたことがある人も多いと思います。
いろいろな場面で使われる言葉ですが、意味合い的には「現状に満足できずに次から次へとより良い状態を求め続けてしまう」人を指す言葉です。

転職を繰り返してしまう人にもよく使われる言葉で、より良い業務内容、より良い待遇、より良い人間関係を求めて転職を繰り返してしまう人のことを指します。

もちろん、「自分にとってのより良い職場」を求めるのは悪いことではありませんが、際限なく求め続けてしまうのは危険です。
どこかで自分を納得させることができないと、一生定職に就かず彷徨い続けることになってしまいます。

「そんな人生もいい」と生涯独身で彷徨い続ける人はそれでもいいですが、恋愛をして結婚をして家庭を持って、といった人生を考えているなら、「今いる職場は本当に辞めるべき職場か?」をしっかり考えてほしいと思います。

この記事は「『会社員を辞めたい』人はさっさと辞めたほうがいい」というテーマで書いていますが、「何の考えもなしに辞めたいから辞めちゃえ!」ということではありません。

あくまでも「信念を持って決断し、さっさと準備をして辞めましょう」と言いたいのです。

しっかりと現実を見た上で素早く決断を

今回は、「会社員を辞めたい」人はさっさと辞めたほうがいいという話をしました。

僕は今フリーランスとして働いていて、会社員だった頃より全然楽しいし、前向きに能動的に行動するようになりました。
思い切ってやってみて正解だったなと思っています。

だからといって無責任にすべての人に対してフリーランスを薦めるものではないですが、もし「フリーランスでやってみたいな」と思っている人がいたら、少しでも早く、しっかりと考えて決断し、行動することをお薦めします。
自分の人生です、やりたいことをやる権利があるし、それに伴い義務も責任も全部自分で全うしていきましょう!

さて、いかがだったでしょうか?
読んでくださったあなたの参考に少しでもなれば嬉しいです。
それではまた次回。